2013年11月
「 赤ヘル１９７５ 重松 清著」を読む
この本は、広島カープ初優勝の年の話です。
何を隠そう・・・私は広島カープファンで、そのとき浪人生で、カープ優勝に大きな力と勇気をもらった者です。
また、両親は広島出身で当然カープファンです。夕食時には家族全員で、ラジオを前にしてRCC放送局のフェージングのかかった中継を聞いた。今は亡き父
や母の嬉しそうな顔を思い出す。
１９７５年、たまたま隣家から広島ー巨人戦のチケットをもらう。多分読売新聞の拡販用チケットだと思う。時間は有り余っていたので、一人で後楽園に行っ
た。その日が10月15日で、広島初優勝の瞬間を見ることが出来た。
外野席に座っていたら、しゃもじを2本渡された。回りの広島弁を心地よく聞きながら、しゃもじをたたいて応援した。
自分の1975年と重なって、ちょっと涙が出た。
しゃもじは自分の机にしまっていたが、気が付いたら台所で奥さんが使っていた。
今でも使ってます。
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