そして、私は八ヶ岳へ向かう
 免許取得を決意して、免許取得、バイク購入・・その間様々な困難(涙)に打ち勝ち、ついに当初の目的である八ヶ岳へ向かう日がやってきた。

 その前に、試しに高速道路(横横)に乗ってみた。料金所での仕草を何度もイメトレする。

料金所ではニュートラにして・・・右手で受け取る時、左足でブレーキふんで・・ヘルメットを開けて「ご苦労さん」って言って・・服のチャックを開けて・・チケットしまう・・。>

 しかし、初体験ではヘルメットがなかなか開かず、料金所のオヤジの冷たい視線にご苦労さんと言う予定が・・「すみません・・」となる。

 それでも無事高速道路初体験を終了。生身の身体で高速道路の風を受ける快感を味わう。

 いよいよ本番、中央高速や東名高速を本当に走れるのか!!不安はつのる。

 11月初旬で、まだ秋の行楽シーズンらしく渋滞の連続が続くが、他のライダー(原チャリを含む)の真似しながら、車の間をすり抜け一般道(16号)をひた走る。

 ようやく相模湖を過ぎた。そしたら道は空いていたので高速に上がらず20号で笹子トンネルを抜けた。

笹子トンネルを抜けてすぐの道の駅

しばし、「50ccでも来たね」と感慨にふける

笹子トンネルを抜けたところの道の駅は50ccでも来た。やっぱり400cc・・余裕がある・・・へへへ・・
 いよいよ中央高速である。勝沼インターからはいる。

 チケットは自動発券、難なくクリアー!これから高速に合流である。アクセルを手首がひっくり返るぐらい、いっぱいに回転させる。このバイクでは十分な速度ではないけど、走行車線の車もスピードを落としてくれて無事合流。

 サービスエリアで一休みのSR400
 慣れ親しんだ中央高速道路がまるで別人の様!新しい恋人にであったようである。正面の南アルプスと冷たい風が私を迎えてくれたのでした。しかし・・あまりに冷たい風で指が死にそうだったので、登山用の手袋に交換。流石・・手の寒さは無くなりました。服装は上から下まで冬の登山用。手袋までそうなった。
 長坂インターで無事高速を降り、いつものコースで山小屋へ向かう。

 そして・・ついに・・夏の夢想が現実になった!悲願を達成したのでした。

 小屋周辺は氷点下で、既に水たまりは凍っていました。

 帰りは、河口湖経由で御殿場を抜け東名高速をつかった。これで高速はバッチシだぜ!

 ついに50CCから400CCに格上げ!これからはのことはライダーと呼んでもらおう・・・

 ところが・・・ライダーである私は休憩のためサービスエリアへ・・そこのバイク駐車場には既に2台のバイクが・・・間に止めた私のバイクのなんと小ぶりなこと!記されたロゴはCB1300DUCATI

 ライダーを捜すと、渋いおじさんが近くのベンチでメットを小脇に抱え、タバコを吸いながら休憩中。ライジャケ姿が決まりすぎ・・。しばらくすると、爆音と共にサービスエリアを出発した。

 おおおおおっ!カッチョ良すぎるぜ!

 自己の矮小な姿に愕然とする・・

いつかは・・・俺も・・・と思った。

 <まだまだ続く(たぶん・・)>